私には2つ上の姉と、3つ下の妹がいます。

 

兄弟の中で男は私一人ということで実家を引き継ぎ、結婚をした後も両親と一緒に暮らしていました。

それから数十年の月日が経ち、父がガンで亡くなりました。

どうやら保険金やらなにやら財産を多く蓄えていたようですが、特に遺言などはなく家族で話し合って分配することにしたのですが、そこで意見の衝突が起こりました。

 

母からしたら、遺産の大半は世話をして一緒に暮らしていた私たち夫婦に残そうと思っていたようですが、そこで姉と妹がゴネだしました。

 

母親が相続放棄をするならば全額を3人で割っておおよそ33%ずつの取り分にしようと姉が言いました。

それに妹も便乗して乗っかってきたのですが、私からしたら、両親の面倒を今まで見てきたのは私と妻だったので当然納得がいきません。

 

母も一時期体調を崩した時があり、その時にどうしても都合がつかないときに、姉や妹に助けを求めたことがあるのですが、忙しいからと一蹴された経験があります。

加えて父が入院してからも一度としてお見舞いに来ず、電話すらもこちらからかけないと出ないという始末だった2人がいまさら権利を主張してくることに腹が立ってきました。

母は私に8割、残り2割を2人で分けてと考えていたようですが、当然納得してくれません。

 

そこで仕方なく折衷案として、私が5割残りを2人で分けてくれと言いました。

私としてもだいぶ妥協をしたつもりだったのですが、それでも多いと文句を垂れてきました。

「姉弟なんだから、そこは平等に行こうよ」と言ってきます。

 

話していても埒が明かないので、その日はそれでお開きにしてまた後日話し合うことにしました。

どうせ揉めるだろうと考えた私は、弁護士という第三者を置いて話し合うことに決めました。

 

話し合い当日、姉と妹はそれぞれの旦那もつれてきました。

今思うと最悪実力行使に出るために連れてきたのではないかと思います。

 

旦那さんは二人ともガタイがよく所謂ヤンキーだったので威圧しようとしたのかもしれません。

念のために弁護士を呼んでおいて正解でした。

 

しかしながら姉と妹は夫婦ともども聞き分けがないというか馬鹿でして、この日も全く話が進まず堂々巡りでした。それから何回か弁護士を交えて話し合いを続けていきましたが、一向に納得のいく結論に至りません。

 

私からしたら2.5割ももらえればそれで十分だと思うのですが、どうにも納得していただけずほとほと困り、最悪裁判所での措置も考えておりました。

そんな矢先に、姉の旦那の両親と名乗る方からのコンタクトがありました。

 

どうやら姉の旦那が親にも相談していたようですが、この両親は非常にまともな方で助かりました。

全ての事情を聴いたうえで、姉夫婦をしかりつけてくれたようで、取り分は母が最初に提示した1割でいいと言ってくれました。

姉側の出方をみた妹夫婦もこれ以上は強く言い返せないと感じたのか、だんだんと話に応じてくれるようになり結果として、当初母が考えていた私が8割残りを姉と妹で分割するという話で決着がつきました。

 

これらの経験からやはり遺言を残しておくことは非常に大切なことだなと感じました。

自分でただ書いたやつではなく、自筆証書遺言などしっかりとした形で残しておくことで無駄な争いをなくすことができると思うので、私が将来近い状況になったらしっかりと遺言を残しておこうと思わされました。

 

母が亡くなった際にも、もしかしたら姉と妹は何か言ってくるかもしれないので、母とも相談して早くに遺言を残してもらうことにしました。

金をせがんでいるようで申し訳ない気持ちにもなりましたが、これ以上あの人たちと無駄なかかわりをしたくないと思うので間違った選択ではないと思います。